アレルギー対応

小児科医として35年、アレルギー疾患への対応はアレルギー専門医を標ぼうせずとも開業医すべてが専門医です。
まずはかかりつけに相談しましょう。
当院での治療の考え方をご説明します。

喘息・咳喘息

咳が長引くときは喘息などアレルギーの咳も考えます。通常の風邪治療に反応が悪い、肺でゼーゼーと音がするときはアレルギーを抑える飲み薬でまず対応しますが、それでも改善がいまひとつならばステロイドの吸入を使用します。吸入のステロイドならば内臓への副作用はありません。しかしながら、だらだらとステロイドを使い続けることのないように配慮して治療を考えています。

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アレルギー性鼻炎(花粉症)・舌下免疫療法

花粉に限らずハウスダストやダニアレルギーによるくしゃみ鼻水かゆみはつらいものです。通常の飲み薬で改善しないときは点鼻薬や漢方治療を考えますが、症状を抑える治療であって根本的に体質を変える事はできません。根本的に体質を変える治療として舌下免疫療法があります。根気のいる治療ですがご相談ください。

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アトピー性皮膚炎

かゆくてねられない赤ちゃん。とてもつらそうです。現代ではアトピーのかゆみにもっとも効果のある確実な治療はステロイドの塗り薬です。副作用が気になりますか?だらだらと適当にステロイドを使うと皮膚が薄くひ弱になります。つらい時期をステロイドで乗り越えた後はできるだけはやく、最近使用が可能になった免疫阻害薬に切り替えます。皮膚へのダメージなく長期に安全に使用できるため、ステロイドの使用を劇的に減らせる時代になりました。塗り方と根気が大事です。どこに何をどう塗るか、きちんとご説明いたします。

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食物アレルギー

食べ物でじんましんや湿疹が出てかゆくなることがあります。最近は食後の赤みかゆみで食物アレルギーを心配される方がたいへん多くなりました。でも、子どもにはバランスの良い十分な栄養が必要です。むやみに避けるのではなくむしろ食べて体を慣らしたほうが早くアレルギーから抜け出せます。だだしアナフィラキシー(かゆいだけでなく咳、呼吸困難、嘔吐、ぐったりで顔色が悪くなる)を起こした場合厳密な除去が必要です。予防や症状が出たときの飲み薬、注射薬の常備が必要となります。

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