久留米大学では小児腎臓病を専門としてきました。幅広く対応可能です。
夜尿
赤ちゃんは全員夜尿ですがそれを病気と思う人はいません。年齢が進むにしたがって夜間に排尿する子どもは減ってきます。赤ちゃんが歩けなくても病気ではありません。いつか歩けるようになるように、夜尿もいずれ治ります。目安として1割る年齢(5歳なら5人に1人)は程度の差はあれ夜尿だといわれています。治療が必要になる子どもはまれですが、以下を目安にご相談ください。いい薬 あります!
1) 昼の尿もれ、特にうんちを漏らす子ども
赤ちゃんでもメリハリなくだらだらと尿または便が漏れ続ける場合は受診が必要です。
2) 翌年小学生になる:まだ夜尿がある。ただし本人に治したいという気持ちがあること(寝る前3時間は水分摂取が厳しく制限されます。本人にやる気がなく、水分制限なしに薬を使うと副作用がでます)。
3) すべての年齢:夜尿はなくなっていたのにまた夜漏らすようになった。特に水をがぶがぶ飲んでじゃあじゃあおしっこをする子(脳腫瘍や糖尿病の可能性)。
検尿異常
検診で血尿やタンパク尿を指摘された場合ご相談ください。検尿異常が軽度でもおもわぬ腎臓病が隠れていることがあります。昨今の子どもが腎不全(腎臓が働かず透析が必要になる)になる原因は生まれつきの腎臓病(奇形など)がほとんどです。当院は検尿異常が軽微でもエコー検査による腎臓のチェックを行っています。